いまさら聞けないメンタルヘルス 中級編4

中小企業の皆様にわかりやすく解説するいまさら聞けないメンタルヘルス 中級編4

ご回答いただいた先生のご紹介,若林 忠旨(わかばやし ただし)先生
社会保険労務士法人 東京中央エルファロ共同代表

台東区にて社労士3名にて、医療・介護福祉業務を中心としたサポートをしています。
自身が慢性腎不全による障害者雇用で働いた経験を生かし、「一歩先行く障害者雇用」をモットーに企業の障害者雇用サポートを支援しています。

うつ病などにより休職をしていた従業員が復職を申し出てきた時に確認しておく項目はいろいろとあります。

◎通常通り仕事が出来るのか? ◎元の部署に戻してもいいのか? ◎勤務時間を見直した方がいいのか? ◎病気がぶり返すことは無いのか?

そもそも復職のことを考えるのはいつなのでしょうか?休んでいた従業員から連絡があってから考えることが多いようですが、本当は休む前に考えておくべきです。
「いきなり休ませてほしいと言われたのにそんな時間はないよ」という気持ちも分かりますが、少し考えてみてください。従業員は体調を治すために特別に休みを取ります。
この「治す」とは、どの程度回復した状態を指すのでしょうか。これが復職の時に大きな問題となる一番の原因となります。そのため、どのような状態まで回復をしたら職場復帰させるのか決めておくことが重要となります。
また、以前のように働けないときに退職をさせることが可能とは限りません。有名な判例として「片山組事件」というものがあり、この中で「労働者が職種や業務内容を特定せずに採用されている場合、就業していた仕事に戻れなくても他の業務が行える可能性があれば復職を認めるべき」という判断がされた例もあります。日本では仕事を限定して採用することがあまりないため、こういった点も注意が必要となります。

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