いまさら聞けないメンタルヘルス 中級編1

中小企業の皆様にわかりやすく解説するいまさら聞けないメンタルヘルス 中級編1

ご回答いただいた先生のご紹介,大井川 友洋(おおいがわ ともひろ)先生
特定社会保険労務士
ダン社会保険労務士事務所 代表
あんしん財団と産業医科大学産業医実務研修センターと共同研究メンバー

“企業はヒトなり”をモットーに、労務アドバイスや人財育成など“ヒト”に関わる全般について行う業務を得意としています。

テーマ:新型うつ(若年性のうつ病)

最近、急に仕事を休む、業務内容によって無気力、飲み会だけは元気といった特徴を持つ、いわゆる「新型うつ」という言葉をよく聞きます。
実は、「新型うつ」と呼ばれている人たちの多くは、会社に行けない、仕事に集中できない自分をなんとかしたいと悩んでいます。もちろん、本当に怠けている人もいるでしょう。
重要なのは、本人がその状況に困って悩んでいるのかどうかを見極めることです。
怠けている人は、決して本人が困っていません。「遊びに行けるのに会社へは行けない」など表面的なことに注目するのではなく、本人の「苦悩」を感じて理解することが必要です。

職場では、「新型うつ」の社員に対して「欠勤しがちなヤツ」「仕事に集中できないヤツ」などレッテルを貼ってしまいがちです。そこで、上司・同僚は「単なる怠け癖でこうなっているわけでなく、きちんとした治療が必要な病気なのだ」という本人の病状をしっかりと理解し周囲の社員にも協力を仰ぎましょう。
また、最近遅刻が増えたり休みがち、やる気がない・起きられないといった発言を耳にしたら、なんらかのサインかもしれません。積極的に声掛けし話を聴くことを行いましょう。場合によっては、専門機関への受診を促しましょう。
なお、「新型うつ病」は医学用語ではなく、病気の概念や定義が定まっていません。
人によって受け取り方が異なるので注意してください。

※本WEBサイトのメンタルヘルス対策支援ツール③中小企業向け心の健康問題を持つ従業員への対応手順マニュアルの7ページ「事例4:仕事中は元気がなく業務に支障がみられるもプライベートでは元気な従業員への対応」も併せてご確認ください。

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